大人になっても指しゃぶりがやめられない…その特徴・心理と少しずつ減らす方法

「大人なのに…」そんなふうに悩んでいませんか?
子どもの頃から続いている「指しゃぶり」。
本当はやめたいのに、大人になった今でも無意識に口に指を運んでしまう——

「人に言えない」「恥ずかしい」「自分だけおかしいのでは?」
そんなふうに、ひとりで悩みを抱えていませんか?

実は、大人になっても指しゃぶりがやめられない人は珍しくありません。
そこには無意識の心理的な理由があり、誰にでも起こりうる心の反応なのです。

この記事では、大人の指しゃぶりに見られる特徴や心理的な背景、
さらに少しずつやめていくための現実的な方法をご紹介します。

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大人の指しゃぶりに見られる傾向とは?

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◆ 一人のときだけ安心して指しゃぶりをする
にも見られない自分の空間——夜、布団の中や、ひとりでリラックスしているときに出やすい傾向があります。
それは、指しゃぶりが「安心できる時間」とセットで結びついているためです。

ストレスが高まると再発しやすい
仕事や人間関係、家庭内の緊張など、精神的なストレスが蓄積すると再発することも。
これは、無意識に心を落ち着かせる手段として指しゃぶりをしているためです。

感情をうまく表に出せない
怒り・不安・寂しさなどを我慢しがちな人ほど、言葉ではなく行動で感情を処理しようとする傾向が。
その結果として、指しゃぶりが心のバランスを取る手段になっている場合があります。

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指しゃぶりに隠された心のメッセージ

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◆ 「安心したい」「愛されたい」という深層心理
指しゃぶりは、生まれたときに母乳を飲む動作と似ています。
そのため、無意識のうちに「守られていたころの記憶」や
「愛されていた感覚」を求めてしまうのです。

◆ 自己否定の強さと結びついている場合も
「こんな自分はダメ」「ちゃんとできていない」と自分を責めてしまう人ほど、
指しゃぶりという形で心の慰めを無意識に求めていることがあります。

 

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少しずつ指しゃぶりを減らすためにできる5つのこと

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やみくもに「やめよう」と我慢するだけでは、かえってストレスになり、反動が大きくなります。大切なのは、「置きかえる」「安心感を別の形で満たす」こと。

① 手を口に運ぶクセに気づく「日記」をつける
いつ・どこで・どんな気持ちのときに指しゃぶりをしてしまうかを記録してみましょう。
自分のクセや傾向が見えることで、「また癖が出そうだな」と気づけるようになります。

② 手を口に運ばない“置きかえ行動”を準備する
指しゃぶりしそうになったとき、
・アロマ入りのハンドクリームを塗って手をマッサージする
・ストレスボールや小さなぬいぐるみを握る
・ガムやタブレットを口にする
といった、手や口を使う別の習慣を意識的に取り入れてみてください。

寝る前の「安心スイッチ」を新しく作る
指しゃぶりが寝る前のルーティンになっている人は、代わりの“安心儀式”を用意してみましょう。
・温かいハーブティーを飲む
・好きな音楽を小さくかける
・深呼吸+アロマで心を落ち着ける
など、自分にとって「これをするとリラックスできる」と感じるものを習慣化していきます。

④ 心の安心感を育てる習慣を持つ
指しゃぶりは“心の不安”からくる行動。
・日記に今日のよかったことを書く
・「ちゃんとやれてるよ」と自分に声をかける
・信頼できる人に気持ちを話す
など、自己肯定感を育てる行動を日常に少しずつ取り入れましょう。

⑤ 自分を責めない。行動より“心の声”に耳を傾ける
やめようとしてもつい指をしゃぶってしまう日もあるはず。
そんなときは、「またやっちゃった…」と責めるのではなく、
「私は今、どんな気持ちだったんだろう?」と自分に問いかけることが大切です。

 

【まとめ】

指しゃぶりは心のサイン。やめることより、理解することが第一歩
大人の指しゃぶりは、
・安心・愛情・ストレスへの対処法として現れる。
・感情を表現するのが苦手な人ほど、無意識に頼ってしまう。

自分自身の癖と向き合い、無理にやめようとせず、置きかえやセルフケアで少しずつ切り替えるのが◎

「やめたいのに、やめられない」
そんな自分を責めるより、「なぜ私はこれをしてしまうのか」に目を向けること。
それこそが、本当の意味で自分を大切にする第一歩です。

 

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