大人になってから指しゃぶりをしてしまうのはなぜ?原因とやめるための対策

気づいたら…また指を口に入れていた
「無意識に指をしゃぶってしまう」
「眠る前に指を口に入れていないと落ち着かない」――。

実は、幼少期の延長ではなく大人になってから指しゃぶりの癖が身に付いてしまう場合があります。
大人の指しゃぶりには過去の癖の再発だけでなく、心理的な要因やストレスが関係している場合があります。 
この記事では、「なぜ大人になってから指しゃぶりをしてしまうのか?」という原因と、無理なくやめるための予防・改善方法を解説します。

◆原因①:ストレスや不安による“自己安定行動”
大人の指しゃぶりで最も多い原因は、ストレスや不安による自己安定行動です。
これは、心を落ち着かせるために無意識に取ってしまう行動のひとつ。 仕事や人間関係、孤独感、睡眠不足など、日常の中で感じる緊張や不安が続くと、 「安心を感じる行為」を無意識に求めるようになります。 その結果、指しゃぶりが再び現れることがあるのです。
▶ポイント
強いプレッシャーを感じる時に「気づいたらしていた」と感じるほど無意識です。
そんな時は、深呼吸やリラックスできるように心がけましょう。


◆原因②:幼少期の癖が無意識に残っている

幼い頃に長期間指しゃぶりをしていた場合、脳の安心パターンとして記憶に残っていることがあります。 特に、寝る前や退屈な時間など、「安心・リラックス」と結びついていると、大人になっても再びその行動を取ってしまうことがあります。 これ「習慣記憶」と呼ばれるもので、理屈でやめようとしてもすぐには消えません。
ですが、新しい安心行動を上書きすることで自然に減らすことが可能です。 

◆原因③:口寂しさ・無意識のクセ
「手持ち無沙汰でつい口元に手が行く」「唇や指先を触っていないと落ち着かない」――。
このタイプは、ストレスというより軽い口寂しさや集中癖から来ていることが多いです。 在宅時間が長い人やスマホをよく触る人にも起こりやすく、 「ながら指しゃぶり」になっているケースもあります。


◆指しゃぶりをやめるための予防・改善法
①ストレスケアを優先する まずは原因となるストレスに目を向けましょう。 睡眠の改善、軽い運動、呼吸法、アロマなど、自分なりのリラックス法を取り入れることで無意識の衝動を減らせます。

② 手と口を使う「代替行動」を見つける 指をしゃぶりたくなったらハンドクリームを塗る 温かい飲み物をゆっくり飲む ガムやタブレットを噛む といった代替行動を用意しておくと、無意識の動作を置き換えやすくなります。

③ 指先のケアを習慣にする 指しゃぶりによって荒れたり、爪が柔らかくなったりすることがあります。 ハンドケアをすることで指への意識が高まり、「大切にしよう」という気持ちが抑止力になります。

④ 自分を責めない 最も大切なのは、「やめられない自分を責めない」こと。 指しゃぶりは“心のサイン”であり、“弱さ”ではありません。 焦らず、少しずつ習慣を変えていくことが、根本的な解決につながります。

【まとめ】
指しゃぶりは「心のSOS」かもしれない 大人の指しゃぶりは、単なる癖ではなく、心が安心を求めているサインです。 無理に我慢するよりも、ストレスの原因を取り除いたり、代わりの安心行動を見つけたりすることが改善の第一歩。 自分を責めず、少しずつ「安心できる形」を変えていくことで、指しゃぶりは自然と手放せるようになります。

 

 

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