【子どもの爪噛み】原因とやめさせ方|怒らない、叱らない対策5選

今回は、子どもの爪噛み癖に悩んでいる保護者の方に向けて、
爪噛みの原因・やめさせる方(叱らないアプローチ)・年齢に応じた対策をわかりやすくご紹介します。

◆なぜ子どもは爪を噛むのですか?
子どもが爪を噛むには、いくつかの心理的な理由があります。

<よくある原因>
・不安や緊張
・暇つぶし、手持無沙汰
・親や兄弟のマネ
・集中している時

これを見ると「ただの癖」に見えますが、子どもの心のメッセージであることも少なくありません。

◆やってはいけないNG対応
怒る・叱る・注意しすぎる
 →怒ることで、余計にプレッシャーを与えてしまい、逆効果になってしまいます。
 

◆爪噛みをやめさせる5つのやさしい対策
① 「今日は噛んでないね!」など、褒めるような声かけをしてあげる。
「また噛んでる!」ではなく、「なにか考え事?」「何か気になることある?」など、
優しく話しかける事で、癖を意識させる事とコミュケーションが図れます。

②指先を使う遊びを増やす。
爪を触って、口に運んでしまう癖を別の事に置き換えるのも有効です。

お絵描き・折り紙・ブロック
ポイント:指を使った遊びは、集中力や感覚統合の発達にも良い影響があります。

③爪をキレイにしてあげる

マニキュアを塗ったり、キャラクターシールを貼ることで<噛むのが勿体ない!>
と噛むのをやめることがあります。

・お湯で落とせる水性ネイル、(お子さんでも安心)
・キラキラネイルチップ(柔らかい素材)

これにより
「噛む=もったいない」「きれいな爪を見せたい」という
ポジティブな動機づけが生まれます。

④ ストレスを発散できる「気持ちの出口」をつくる
子どもが爪を噛むときは、心に何か「ためている」可能性もあります。
以下のような工夫で、ストレスのガス抜きを習慣化しましょう。

・寝る前に少しでもいいので「今日どうだった?」と一緒におしゃべり
・感情絵日記やお絵描きで気持ちを表現
・抱きしめたり背中をさすったりするスキンシップ


⑤ ごほうびシールで「やめられた日」を定着化
【実践例】

・爪を噛まなかったら1枚シール
・10枚たまったら一緒にアイスや公園に行ったりなどご褒美として、結果より
がんばりを認める姿勢”が大切です。

◆年齢別のポイント
年齢対策ポイント
2~4歳「やめさせる」より「安心させる」ことを重視
5~7歳自分で気づけるサポート、簡単なルール化が効果的
8歳~理由を本人と考えさせながら、セルフコントロールできるよに促す

 

さいごに

大人の安心が、子どもの安心に繋がります。
子どもの爪噛みは、成長の一段階であることも多く、無理にやめさせる必要はない場合もあります。
ですが、歯並びなどの影響を考慮し、癖が習慣化する前に対策をとることも大切です。

そして、大切なのは、叱るのではなく、寄り添うこと。

「うちの子だけかな…」と悩む必要はありません。
ゆっくり、安心できる関係の中で、自然と癖も薄れていくはずです。

 

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