幼稚園・小学生の爪噛み対策:苦い・辛い対策の注意点と工夫

爪噛みは、多くの親御さんが悩む癖の一つではないでしょうか。
無意識のうちに爪を噛んでしまったり、爪がボロボロになったり、指先が傷ついたりすることもあります。

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1.辛い・苦いものを使う場合の注意点

爪噛みを防ぐために、レモンの皮、にがり(苦い水)、ワサビ、カラシなどを使う方法があります。 ただし、これらを使用する際には、以下の点に注意が必要です。

①アレルギーや肌荒れに注意する
お子さんの肌は大人よりも敏感です。 かぶれやアレルギー反応が起こる場合があるので、 使用前にパッチテストを行い、お子様の肌に合うか確認しましょう。

②食事の際に影響を与えないように
指先についた辛い成分が、食事する際に口を出てしまうと、食欲が減退したり、嫌な気持ちになったりすることがあります。手掴みで食べる場合は、落としておくなど工夫をしましょう。

③無理に使うとストレスになる可能性がある
爪噛みの原因の中には、不安やストレスからの場合もあります。辛い・苦いものを解消することで、爪噛みをやめさせることはできますが、ストレスの原因を払えない限り、他のクセ(髪を抜く、唇を取り込むなど)に変わる可能性があります。

 

2.辛い・苦しいものに強いお子様への工夫

お子さんの中には、辛い・辛いものを気にせず爪を噛み続けてしまう場合もあります。その時は、別の方法他も試してみてください。

①爪に絆創膏や指サックをつける
特に、カラフルな絆創薬やキャラクターの指サックを使って、子どもが楽しみながらやめられる可能性があります。

②指先を保湿する
乾燥していると無意識に爪を触りたくなることがあります。
 ハンドクリームやネイルを使う事で、爪をキレイに保ちたいという気持ちが生まれます。

③ご褒美シールでモチベーションを上げる
「今日1日爪を噛まなかったらシールを貼る」という方法は、特に幼稚園児や低学年のお子様に有効です。 シールを張って達成感が、自然と爪を噛めなくなることもあります。
また、ここまでシールを貼れたらご褒美というのもいいかもしれません。

④ストレスの原因を見つける
爪噛みの裏には、緊張や不安などの心理的な事があることも少なくありません。 皆さんが爪を噛むタイミングを観察し、不安や心配事があるのかを聞いてあげるのもいいのかもしれません。聞く事で、お子さんとのコミュニケーションを図れます。

⑤しっかりと説明をしてあげる
味覚に対して耐久性がある場合、不快感による改善は難しいかもしれません。 ただし、苦味や辛味は不快感による改善目的ではなく、『今噛んでいる』という無意識を変える目的もあります。

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【まとめ】
辛い・苦いものを使った爪噛み対策は、一時的な効果はありますが、男女に合った方法で使用しないと逆効果になることもあります。
お子さんのペースに寄り添いながら、無理なく爪噛みを乗り越えられる方法を見つけて頑張りましょう。

 

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